渋谷慶一郎「死なないための葬送曲」-Skypeinterview
shoheiiida: インタビュー内容とは直接関係ないのですが、チャットでインタビューみたいなことは普段からやられているんですか? [10/06/22 3:47:26]
Keiichiro Shibuya: いや これは少し前から思いついていて、結構な数の取材を受けるんですが僕の場合どれも長いんですよね、尺が。 [10/06/22 3:48:19]
shoheiiida: 確かにボリュームがありますね。 [10/06/22 3:48:37]
Keiichiro Shibuya: そうそう、話したことを一度レコードして文字起こしするなんていう面倒なことをやっているんだろうなという疑問と、それを校正するのに膨大に時間を取られるわけです。で、最近はあまりインタビュー受けるのは校正に時間とられるばかりだから考えものだなと思っていて。でもチャットなら、それをそのまま載せればいいでしょ。しかもほとんど話してるのと変わらない。 [10/06/22 3:50:25]
shoheiiida: そうですね。確かに [10/06/22 3:50:33]
Keiichiro Shibuya: 取り入れないのが不思議ですよ、僕からしてみれば。 というか、これで数人と話して一冊本作ろうかと思ってるくらいです笑 [10/06/22 3:51:15]
shoheiiida: それは面白そうですね、いい実験台になればいいんですが笑 [10/06/22 3:51:54]
Keiichiro Shibuya: そうそうなってもらったんです笑 でもすごくATAKらしいと思いますけどね。その本がもし出来たら。なんかインタビュー術みたいなのがあって、テープ起こしの技術があってみたいなのは、インタビューの技術はともかく、テクノロジーの前ではほとんど意味のない専門性ですよね。そういう専門性みたいなのは極力排除して否定したいという気持ちが僕もmariaも強かったから。馬鹿じゃねーのとか思ってたわけです笑 [10/06/22 3:54:11]
shoheiiida: 笑 ブラックボックスがたくさんありますもんね。説明を求めてもなんとなく受け流されてしまうような。 [10/06/22 3:54:11]
Keiichiro Shibuya: ATAK始めるときもいわゆるレーベル経営術みたいなのとか一切知らなかったし、知らなくても出来ると思ってたから。そういうブラックボックスは無意味ですよね。身体で覚えるもんだ、とかいうわけでしょ笑 [10/06/22 3:55:21]
shoheiiida: そうですね、仙術みたいな感じで笑 [10/06/22 3:55:42]
Keiichiro Shibuya: あれは危機感の顕われですよ。単に。自分たちの専門性が侵されるという。やはりテクノロジーだとか、ウェブのスピードだとか。 で、多分このチャットくらいの感じがいまの気分としては読みやすいし、読みたい感じなんじゃないかな、という気もしてるんですね。 [10/06/22 3:58:10]
shoheiiida: そういったものが変な玄人気質や専門性を解体しているようなところは実感としてあって、僕の専攻している建築は最も変化しにくい分野の一つではあると思うんですが、それが変化したり他の分野にどう接続されていくのかとても楽しみです。ATAKも近年、相対性理論とのコラボレーションだったり、 ナイキのインスタレーションや映画音楽だったりと、 [10/06/22 4:02:39]
Keiichiro Shibuya: なんか賑やかですよね笑 [10/06/22 4:03:06]
shoheiiida: そうですね、こちらとしては先の展開がまったく読めないので、次は何かと非常にわくわくします。 [10/06/22 4:03:40]
Keiichiro Shibuya: 僕もわくわくしてますよ。 先の展開が読めないし、 賑やかだし、非常にいい波に乗っているなというのはあって。大阪まで聴きに来てもらった荒川さんの展覧会でやったコンサートの日に、 同じATAKのevala君がメインのイベントが東京であったんですが、両方ともソールドアウトの満員だったんですね。 東京も大阪も。これは結構すごいことなんじゃないかと思ったんです。 [10/06/22 4:06:47]
shoheiiida: そうですね、東京からもあれだけ人が駆けつけていたのには驚きました。面白い事があれば、距離の問題も越えてきてしまうような。 [10/06/22 4:07:25]
Keiichiro Shibuya: 僕はそれよりも大阪の人達がたくさん来てくれたことの驚きましたが笑 [10/06/22 4:07:33]
shoheiiida: そうなんですか笑 [10/06/22 4:07:45]
Keiichiro Shibuya: 僕のようなジャンルにとっては集客が難しいんです、大阪は。やっとエレクトロニカとかサウンドアートとかいうジャンルを超えてきたという気はしています。
shoheiiida: 実感として何か掴んだような? [10/06/22 4:08:56]
Keiichiro Shibuya: 掴んだというのは程遠いけど、浸透してきたなーという感じはありますね。 [10/06/22 4:09:52]
shoheiiida: そうですか。ジャンルを超えてというところでいうと、本当にゾクゾクするような体験は言葉で括れるようなものではないと思うんです。そういった意味で、大阪でのコンサートは、何か形容出来ないようなインパクトを受けました。 [10/06/22 4:11:42]
Keiichiro Shibuya: ありがとう。あれも異例のコンサートになったからなあ。ただ別にすごく変わったことやってるわけじゃないでしょ?すごく簡単に言うとノイズ流してピアノ弾いてるだけで。 [10/06/22 4:13:21]
shoheiiida: そう、説明するだけなら簡単なんですが、実感はかけ離れているというか [10/06/22 4:13:51]
Keiichiro Shibuya: うん、だから説明できるようなことは言ってみればジャンル分けみたいなもので。 実質、何の意味も持たないですよね。だからラベルみたいなものには全く興味がない。 [10/06/22 4:14:49]
shoheiiida: すごくストイックに思えますが、 [10/06/22 4:15:36]
Keiichiro Shibuya: 僕が? [10/06/22 4:15:57]
shoheiiida: 渋谷さんというより、渋谷さんの仕事というか、姿勢ですかね。 [10/06/22 4:16:44]
Keiichiro Shibuya: ああ。よく言われるんだけど、ストイックかどうかというのはある程度は人との比較だと思うから自分ではよく分らないんだけど。 僕は長期的にみればある程度ストイックかもしれないですが、短期的には快楽主義な気がしていて、これが逆なら立派な人になれるのかもしれないなーと思います笑 でも、まあ好きなようにやってますよ。これは昔からだけど。 [10/06/22 4:19:01]
shoheiiida: 渋谷さんのツイートと、作品を見比べると分かるような気がします笑 [10/06/22 4:19:08]
Keiichiro Shibuya: そうそう、完全に分離していて病気か、とか言われますが、そんなの一貫するほど人間は単純じゃないと思うんだけど。。 でも、まあ一貫している人でいい仕事してる人もいるのでピンチですね笑 最近はほぼツイートしか知らないファンとかいて困ってます笑 今度音楽も聴いてみますね、とか言われるとちょっと笑 [10/06/22 4:23:06]
shoheiiida: それはまた笑 [10/06/22 4:23:06]
Keiichiro Shibuya: まあ、いいんですけど。 [10/06/22 4:23:15]
shoheiiida: 好きなようにやることは大切なように思います。前も仰られたように、それを実現する体力を持てるかというところも含めて。特にやはり僕らのフォーカスしている年代は草食系が多いと言われますし、肉食系の先輩方から学ばなくてはならないのは、方法よりも何よりタフネスな気もしています。渋谷さんのインタビューを通じて。 [10/06/22 4:25:58]
Keiichiro Shibuya: なんか週刊プレイボーイみたいになってきたけど笑 タフネスというか欲望ですね、多分。でも、羊の皮を被っている草食と肉食のダブルスタンダートとかいうやり方もあるわけで [10/06/22 4:27:21]
shoheiiida: ハイブリッドな動物みたいな手もありますしね。 [10/06/22 4:27:58]
Keiichiro Shibuya: そうそう。その時代というか環境と自分を摺り合わせるようなやり方を見つけれればいいんじゃないかな。最初に言った、空間に足りないものを足すじゃないけど、この現在に足りない部分なんて沢山あるから、そこを突くというやり方もあるでしょ。隙間産業的なセコイやり方じゃなくてね。 [10/06/22 4:29:51]
shoheiiida: そうですね。なんというか、その現在や空間を読み取る上でも、摺り合わせる自分をしっかり意識していきたいとは思います。 [10/06/22 4:32:44]
Keiichiro Shibuya: うん、でそれを楽しむことが重要なんじゃないかな。じゃないと戦闘継続不可能だから。 [10/06/22 4:34:19]
shoheiiida: 楽しむこと、ですね。 [10/06/22 4:34:33]
Keiichiro Shibuya: 俯瞰すればほとんどのことは楽しめますよ。しかし、このskypeチャットでインタビューって非常に効果的でしょ。これで全然問題ないよね。 [10/06/22 4:36:33]
shoheiiida: そうですね、問題ないと思います。 [10/06/22 4:36:45]
Keiichiro Shibuya: 多分、真似するところが出てくると思うんだけど笑 これを編集のプロとかじゃない22歳の子たちが作っている雑誌で最初にやるというのは実験としてなかなかアクチュアルだったと自負しているんですが笑 こういうのを思いついてどんどんやってほしいですね。 [10/06/22 4:38:16]
shoheiiida: そうですね、思わぬ場所に行き着いて、出来上がりも楽しみです。負けないように、どんどん実験しようと思います。 [10/06/22 4:38:37]
Keiichiro Shibuya: りょーかい、がんばってください。僕も色々やると思うので。 [10/06/22 4:38:56]
shoheiiida: はい、今日はありがとうございました。 [10/06/22 4:39:13]
Keiichiro Shibuya: あとで字数教えて笑 ありがとう。それでは。 [10/06/22 4:39:25]
shoheiiida: それでは失礼します! [10/06/22 4:40:33]
Keiichiro Shibuya:じゃね! [10/06/22 4:40:41]
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