渋谷慶一郎「死なないための葬送曲」-Skypeinterview
国内外の先鋭的な電子音響作品をリリースするレーベルATAKを主催しながら、テクノロジーやアートの領域を軽やかに横断し精力的な活動を展開する音楽家、渋谷慶一郎。最新作であるATAK015for mariaのリリース以降、その運動はますます加速し、その動きに大きな注目が集まっている。今回は荒川修作の初期作品展におけるコンサート、「死なないための葬送曲」を手がかりに、その運動と軌跡について話を聞いた。
誌面では、対面で行われたインタビュー(2010.6.14)と、スカイプチャットを利用した インタビュー(2010.6.22)内容を編集した内容をロングインタビューとして掲載している。ウェブ上に公開するスカイプインタビューは、チャットの空気感を壊さないようになるべく原文のまま、タイムラインだけを付け加えて掲載している。
Keiichiro Shibuya :ども。やりますか [10/06/22 2:35:04]
shoheiiida: はい、よろしくお願いします。 [10/06/22 2:35:24]
Keiichiro Shibuya: はーい。 考え込まずにぽんぽんやり取りしましょう [10/06/22 2:36:35]
shoheiiida: はい。でも逆にチャットのほうが緊張感ありますね [10/06/22 2:37:16]
Keiichiro Shibuya: 全然w リラックスして [10/06/22 2:37:24]
shoheiiida: リラックスしますw [10/06/22 2:37:41]
Keiichiro Shibuya: 間を空けないように即興的に返してください [10/06/22 2:37:41]
shoheiiida: はい [10/06/22 2:37:48]
Keiichiro Shibuya: そのほうが読みやすくて面白いはずだから [10/06/22 2:37:49]
shoheiiida: 渋谷さんはATAK というレーベルを2002年から運営して、自分自身で意思決定をしていく事が出来るスケールというか、コントロール可能な状態で活動されています。ご自身の音楽やレーベルのことや、それを外に発信していく際の意識についてお話頂けますか。ちょっと固いですかね? [10/06/22 2:38:22]
Keiichiro Shibuya: はいはい 全然いいすよ:D [10/06/22 2:38:35]
shoheiiida: おお ではお願いします。 [10/06/22 2:38:45]
Keiichiro Shibuya: あい。まあ、でも別にこれは現在では特別なことじゃないと思うんですよね。逆にコントロール出来ないくらいの大きさというのは音楽や アートに関してそれほどなくなってきてるんじゃないでしょうか。 [10/06/22 2:39:50]
shoheiiida: 確かにそうですね。 [10/06/22 2:40:12]
Keiichiro Shibuya: 特に音楽は規模が小さくなっているという気がします。 ただ 普段そうやっていると、例えばプロデュースや頼まれる仕事でもそういうコントロールを期待されている感じはありますね。 [10/06/22 2:40:53]
shoheiiida: そういうコントロールとは具体的には? [10/06/22 2:41:23]
Keiichiro Shibuya: うーん、僕色に染めてください的なものとか笑 あと、やはり音楽というのは空間と密接なので、空間のことを考えるとどうしても全体的なコントロールになりますよね。それは支配とかいうことではなくて。 [10/06/22 2:42:38]
shoheiiida: 音楽だけでなく空間も含めてバランスしていく? [10/06/22 2:43:03]
Keiichiro Shibuya: そうそう。どんな音楽を作るかというのはその空間に何が足りないかというのを考えるというのと近い。この場合の空間というのはプロジェクトといってもいいけど。というかプロジェクトとかアーティストとか色々置き換えられるけど。 [10/06/22 2:44:31]
shoheiiida: そういった空間の見取り図のようなものを常に意識しながら作曲をされるんですか? [10/06/22 2:45:19]
Keiichiro Shibuya: いや、見取り図とかいう感じじゃなくて、自分のソロアルバムでもない限り色んな条件があるわけです。で、その条件というのを並べるとぼんやり空間みたいなものが見えてくるでしょ。そこに足りないものは何かなとか考えていると音楽が浮かんでくる。 [10/06/22 2:46:24]
shoheiiida: なるほど。立体をつくるとき、制約から形が生まれてくるという話とよく似ているような気がします。 [10/06/22 2:46:44]
Keiichiro Shibuya: かもしれない。 [10/06/22 2:47:19]
Keiichiro Shibuya: というか制約という意識は僕はもともと希薄なんですよね。あまり制約を感じないというか、 [10/06/22 2:47:52]
shoheiiida: もっとポジティブにそれを捉えるような感覚ですか? [10/06/22 2:47:57]
Keiichiro Shibuya: いや単にわがままなだけかもしれない笑 ただ、もともと自由とは何かとか考えているわけでもないし。 [10/06/22 2:49:21] あ、あと [10/06/22 2:51:04]
shoheiiida: はい [10/06/22 2:51:24]
Keiichiro Shibuya: まったく音楽の専門じゃない人の強制は正しい場合がある。これは経験上なんだけど。 だから僕は意見は非常に聴くほうだと思う。特に音楽以外の要素が絡んでいるプロジェクトの場合は。 [10/06/22 2:52:14]
shoheiiida: それを強く実感するような具体的なプロジェクトは、例えばナイキのインスタレーションだとか、そういったところですか? [10/06/22 2:53:10]
Keiichiro Shibuya: そうすね。あと映画もそうだし。 [10/06/22 2:53:36]
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